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|| 風しんについて
平成31年6月30日
風しんは、風しんウイルスによって引き起こされる、ウイルス感染症です。主な症状は、発熱と同時に全身に出現する発疹、リンパ節腫脹、目の充血などです。風しんの免疫がない集団において、1人の風しん患者が5〜7人にうつす強い感染力を有します。
 
 かつては子どもを中心に、3〜6年おきに流行していた「風しん」。   風しんは2004年以降、2011年までは大流行が見られませんでしたが、2012年の後半から2013年にかけて大きな流行がありました。そして2018年、大都市を中心に再び流行が見られており、2019年もさらなる流行が懸念されています。近年の風しん患者の多くは子どもではなく、20歳代から50歳代前半の成人です。また、昨年報告された風しん患者の約8割は男性となっています。この年齢層の男性はワクチンを一度も接種していないか、接種していても1回のみの人が多い年齢層です。
 
 成人が風しんを発症すると、子どもよりも症状が強く出ることがあります。そして、妊娠中の女性は特に風しんに注意が必要です。女性が妊娠初期(特に妊娠12週頃まで)に風しんに感染すると、その子どもに異常が出ることがあり、これを先天性風しん症候群といいます。
先天性風しん症候群の3大症状
@先天性心疾患
A高度の難聴
B白内障
他にも緑内障、網膜症、小眼球などの目の病気や、血小板減少症、精神運動発達遅滞など多岐にわたる症状を起こすことがあります。

 成人の風しん患者を減らすことが先天性風しん症候群を減らすことにつながります。本人や家族の妊娠が判明する前に、自分自身の免疫の有無(風しん抗体の有無)を確認し、必要に応じてワクチン接種をすることをお勧めします。
 現在風しんは、麻しん風疹混合ワクチンで予防することになっており、1本のワクチンで風しんも麻しん(はしか)も予防することができます。